■原生生物
この世界がルーツの生き物たち。
牛や豚などの家畜、植物はもちろん、スライムやゴブリン、
コボルト、リザードマン等のモンスター(魔物)に、人類。
これらを「原生生物」という。
■界獣
世界の獣、または界の獣。界獣と書いて「かいじゅう」。
ヴォルソルト大陸では「イネイン」と呼ばれる。
かつてこの世界を破壊し尽くし、壊滅の危機に陥れるも、
勇者に討伐された「竜」の亡骸より生まれ出でたとされる。
(その亡骸はやがて、ヴォルソルト大陸となった。
界獣発祥の地はヴォルソルトである。)
共通認識として、「どこからか突然湧いてきて堂々と闊歩する化け物」。
界獣は竜脈から発生し、生態系(原生生物)を模倣し蔓延り人々や動植物を脅かす。
小動物程度の界獣でも、女子供や戦闘経験を積んでいない人間の手には余るため、冒険者が対処している。
ヴァラクヴィラ大陸の界獣は、獲物の所有する元素力を求めて襲い掛かり、
喰らって取り込んでは自らの脅威度を増していくらしい。
ある程度のサイズまでなら理性は働くらしいが、所詮は獣である。
醜く、知能に欠けているモノ。醜くも、恐ろしいモノ。
取り込めば取り込む程に危険性が増すため、早急な討伐が求められる。
■ボイド
既に死したが、世に未練が強く残った生き物の残留思念、霊魂。
つまり幽霊のこと。
人間および動物の霊問わず、
ボイドの多くは生前の姿に下半身が透けた状態で現れる。
それは、肉体と精神の「半分」がこの世に残ってしまったことを表している。
ボイドが見える人がいれば見えない人もおり、ボイド自体も個体差があって実体があったりなかったりもする。私たちが「霊感」と呼んでいるものが、この世にも存在するのかもしれない。
所詮は肉体を持たないものなので基本的には大人しく、話を聞いてやれば大半は満足して消滅していく。また、霊魂の状態であるからこそできる芸当も存在し、生者に協力してくれるボイドもいる。
しかし、中には生きた人間や動物に憑依して悪戯をするものもあり、
「悪戯」で済めばよいのだが、習性として調子に乗る者が少なく無い為、放っておくのは危険である。
実際に、最近では界獣の影響で変化があったらしく、界獣に憑依または吸収されて狂暴化したボイドに襲われる事件が相次いでおり、ボイド討伐専門の「祓屋<ハレルヤ>」なるギルドの参入、そしてそれに所属する「浄化士<デストルドー>」など、独自の肩書を名乗る者も現れ出した。
彼ら彼女らの扱う技や道具は、元は東瀛より伝来した祈祷・退魔の技術であり、それが伝承されているようだ。
(祓屋に所属する浄化士は基本的に資格者または異能持ちであるか、光属性の者である。が、術が使えない者や属性の合わない者へは、祈りが込められた霊符や聖別された道具、浄めの塩を支給・提供している。)
上記はボイドの新たなる姿の一例である。
新鮮な生き血を求めて徘徊し、
人間や動物の頸動脈を巧みに狙って咬み付いてくる。
それらを倒すには、頭か体を破壊し行動不能にした上で、
更にボイドを引き摺り出す必要がある。
そんなこんなで、まだ見ぬ新型ボイドもいるのでは?と噂されている。
悪霊退散。
■???
とある科学者が生み出した生物兵器。
研究所を破壊し、脱走。指名手配されている。
その科学者は人類、世界を恨んでおり、
世界を混乱に陥れるためにコレを発明したのだとか――。
■Syn
とある科学者が生み出した寄生型生物兵器。
寄生された者は体を支配され、
別の人格の知的生物に乗っ取られてしまう。
開発された経緯は「Bio Weapom」に同じ。
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