ルド

ルド満月の日の夜には、気をつけたほうがいい。 
血と肉に飢えた獣が出るってさ 

Name  Rod・Lugal=fusēe

ルド・ルガル=フュゼ

年齢:15とかそのへん
性別:♂
身長:160cm(+靴底嵩増し5cmで合計165)
/  人狼時:2m
種族:狼獣人(リカント)
属性:土
出身地:アルディナ
一人称:おれ
/  ぼく
二人称:おまえ /  あんた /  呼び捨て

 

 
ゾーリャ地方、王都フォルフェクス「プロヴィデンス騎士団」管理下の国境警備軍「エルズ」に所属する少年。

元々は孤児であったが、騎士団長であるランドルフ・フュゼに拾われ、家族となる。

真面目で頑固な性格であり話が通じづらく、民に危険を齎すならば例え民であろうと危害を加えることも厭わない。

普段は人間と変わらない外見をしているが、彼には誰にも言えない隠し事がある。
満月の夜などの何かしら月に関連する日にだけ獣人化するリカントであるという事だ。
ランドルフも知らないため、この秘密が、この本性がいつか暴かれる時が来てしまうのではないかと常日頃恐怖を抱いている。

獣人化せずとも並の人間より身体能力が高いため、骨董品店で手に入れた曰く付きの品、
東瀛産の首輪……もとい、勾玉で力を封じている(リミッター)。
周囲から何か問われた際には「趣味で着けているアクセサリーだ」という事にしている。
そうして行く内に着用するアクセサリーが増えたり減ったりするも、本音を言うと別にそういった趣味はない。

尾鰭はひれの付いた噂通りの求められている自分を演じようとしているだけの、本来は物静かな少年。

期待に応えられなければ居場所がなくなるかもしれない。

そんな、嘘で塗り固められ、無理に演じて自分が自分でなくなっていくような感覚。
満月の日でなくとも暴れてしまうかもしれない恐怖に、苛まれている。

 

 

*    *    *

 

 

ルガルについて
人狼の一族「ルガル」。
かつて、生贄として捧げられた人間の幼子を哀れと思った一匹の狼が、
気まぐれに拾い育て、やがてその人間と交わり数を増やしていったのが始まり。
ルアネグマの祝福を得ていた特殊な大狼《アマグク=
ルガル》の血を引くルガル一族は、
満月の夜にだけ先祖返りし人から獣へ変貌する特徴を持つ。
人の身のままでありながらも強靭な肉体と力を持つ彼等へ目を付けたゾーリャの王は、
ルガルを独占して労働力とし、時に見世物として虐げもした。
現代の王はそれを知らぬが、
その記憶と過去は生き残ったルガルの遺伝子に深く刻み込まれている。

 

 

 

 

 

 

HISTORY
獣人に居場所はない。
獣人というだけで忌み嫌われる。汚らしいケモノであると。
人望もなく。仕事もなく。食事は自給自足。
それでも彼等は、貧しいながらも幸せに暮らしていた。

――あの日、怪物が現れるまでは。
両親は幼い子供を家の床下に隠し、外へと飛び出て行ったきり、戻らなかった。
後に子供が見たのは、無残に喰い散らかされた何かの姿。(囮となったのだ。)

それから子供はたったひとり。
路地裏で死にかけていた所を拾われて、それから。
子供は国のために働く忠犬となり、今日も日常を守り、治安を維持する。

忠誠を誓う王への疑念。
遺伝子に刻まれた記憶が憎悪と怒りを呼び起こしてもひたすらに耐えるしかない。
手に入れた居場所を手放したくはないから。

ひとり、孤独に吼える。

 

 

 

 

 

 

国境警備軍
国境警備軍は「イステ」「エルズ」「ユミト」の三部隊が存在し、
それぞれ担当する場所が異なる。
全部隊共通の主な仕事はゾーリャ地方の貴族街、市民街へ界獣や不審者が侵入しないように監視する事。
時に不届き者を討伐したりしょっぴいたりする。

騎士団長が認めた者のみしか所属できず、みな腕が立って当然であり――驕り高ぶる。
中にはその身分と力を振り翳し、良くないことに使う者もいるとか……。

 

 

 


セリフ

「此処、ウルワンより先はゾーリャだ。何用か。

 正当な理由があれば答えられるはずだ」

「だまれ不法侵入者。大人しくしていれば命まではとらない。
 だけどその口を閉じない、というなら――!」

 

「獣人だなんてそんなの。知られたら、ぼくは」
「……だってここは、選ばれし者にしか居場所を与えない」

「穢らわしいって蔑まれるにきまってる」


※まだ色々仮


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