日暈  白虹

白虹霊山を襲った大災厄により、黒陽狐神一族は滅んだ。
ただひとり、私だけを除いて。

Name Byakou

日暈 白虹 / ヒガサ・ビャッコウ

年齢:外見20程(16歳)

性別:♂に見える

身長:172cm

種族:仙神(妖狐_普段は人間に化けている)

属性:火

一人称:私

二人称:貴方 / ○○様、~さん / (親しい者には呼び捨て)

 

 

東瀛出身。白影狐神と対を成し、今は亡き黒陽狐神の血を引く「仙神」。

呪術士家系・日暈の一人として生まれ、当主の後を受け継ぐべく日々修行に励んでいたが、

「浄化と治癒の術を学びたい」と告げたことが現当主の怒りを買い、不仲に。

更には何者かの手によって呪詛を掛けられ、

「男性」へと変えられてしまったことを皮切りに家を追い出されてしまった。(破門。)

悩んでいては仕方がないと東瀛を出ることに。

(思い切りは良いが、後のことはあまり考えていない大雑把な性格だ。)

 

 

他大陸では面倒事を避けるため、女だった事実及び、種族も人間であるとして偽っている。

征く先々で呪いを解く方法はないかと調べて回っているが、

最近は「男でも悪くないかも……」と思い始めていたりする。

しかし力を使う度に疲れがちなのでやはり解呪を急ぎたい。

 

 

それから数年後の里帰りの途中――、何もかもが焼けたことを知る。

様々なことが起こりすぎて途方に暮れるも、

元凶は東瀛にいるのだとわかるや、討伐を決意する。

居場所を突き止めるため、痕跡を探しに東瀛中を旅することに決めたらしい。

 

呪いの進行を気にして力を使うことを控えたり抑えがちだったが、

二羽の不死鳥から〝御守り〟の羽飾りを授かったことで多少の無理をするようになった。

 

*    *    *

 

 

兄の存在
白虹には、〝兄〟がいた。いた・・のだ。しかしそれを知るものは最早いない。
彼の者は存在ごと喰われ、誰の記憶からも抹消され、世に存在していた形跡もない。
彼の者の姿を見てもその心は揺るがず、彼の者の声を聞いてもその心は震えない。
僅かに残るは微かな違和感と落胆のみ。其れすらも、瞬きの間に消えて行く。

「よっ、白虹! 元気してたか? ……って、あれ――いも、うと……?
 いやぁ、しばらく見ないうちに性別まで変わってるとはな〜兄ちゃん驚いたぜ」

肉体に遺る記憶や感情を利用して相手に付け入ろうとする何者か。
そもそも誰もこの人物について覚えていないので即バレてしまうのだが。

「……兄様にいさま? いえ……私に、兄はいないはずです。貴方は一体……」

自分は一人娘だ。兄など居ない、その認識は確かであるはず。
なのに、違和感を覚える。もどかしさが募る。

 

 

 

 

技能やら能力等

医学知識や癒術、霊符の扱いは旅をしながら依頼を手伝ったり、

辻ヒールをしていたために自然と身についたもの。つまりは我流。

現状は見習い「治癒・浄化士」といったところ。

戦闘は最後方で戦うことを好み、主に補助や癒やしの力を得意とする。

  • 術を込めた紙片を媒介に式神を具現化(召喚)して使役したり、防御障壁を展開することも可能。
  • 式神には動物霊ボイドが宿っているらしい。撫でられるとそこそこ喜ぶ。普段は装飾品に擬態しているが、連れている金魚も一応式神であり、後ろにも目を付けている。

 

悩みは実年齢(16歳)よりも老けて見えることと、

上品な言葉遣いで話すことを心掛けていても、驚いた時などに女口調になりがちであること。

(元々が女性なのでオネエではない。はず。)

 

 

 

 

ニ枚の羽根
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白虹の右肩(もふの上)にあるのは、凰炎和鶯の羽根を加工した装飾品。
不死鳥の加護が込められた御守り。
これは「仙力
を使用した際の呪いによるダメージと寿命の減少を肩代わりしてくれる。
身代わりのような代物であり、呪いの効果を感知すると美しく燃え盛る。
(なお、二枚の羽根が燃え尽きた後は今まで通りフィジカルで受けることとなる。)

――持ち主の命が燃え尽きる前に、解呪か調伏のどちらかをしなければならない。
或いは、掛けた者を倒せば呪いは解ける。倒せるのならば。

 

 

 

 

(白虹は東瀛組の主人公。過酷。)


セリフ

「怪我をしたのですか? 私に診させてください。

 それほど深くなければ、ちょちょいと治せますよ」

 

きゃっ!?  ……な、なんでもありません」

 

 

「……貴方が頭を垂れなさい」

「私が、貴方の首を落として……無理矢理にでも垂れさせます!」

「陰陽霊山岱與鎮守・黒陽狐神一族、生き残りが一人。

 ――日暈白虹、参ります」



©櫻李庵様
白虹

この呪いとも長い付き合いですし、だいぶ慣れてきましたね。

疲れにくくなったというか――

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いや……?

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慣れ……て、
良いものなのでしょうか、これ

こわいなあ。



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